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ホレおばさん

[クラフト][羊毛人形]
ホレおばさん 羊毛人形
グリム童話「ホレおばさん」の主人公。
ホレおばさんが寝床をばたばたふると羽がふわふわ舞い散って
地上に雪をふらせます。

ホレおばさん(つるして使います)
ホレおばさんの頭から足元まで:約13cm
輪の直径 約14cm
輪からホレおばさんの足元までの長さ:約27cm
(周りの羽毛の羽はもう少し下や外側に広がっている場合があり)
手作りですので、大きさや形は作るたび多少変わりますので目安の寸法です。(お色目も多少変わることがあります)


ホレおばさん(グリム童話)
あるところにおかあさんとふたりの娘がいました。
姉娘はきれいではたらきもの。妹はみにくくて怠け者でした。
ところが姉娘はまま子であったため、家中の仕事をさせられていました。
あるとき指から血が出るまで糸を紡いでいた姉娘は、うっかりと井戸に糸車をおとしてしまいます。
そして糸車を探すため、姉娘は井戸の底へ身を投げます。
井戸の底の草原を歩いていると
パン焼き釜に出会います。
「出しておくれ!出しておくれ!おれたちはすっかり焼けているんだ....」
姉娘は焼けたパンたちをすっかり出して再び歩きます。
つぎはたわわに実ったりんごの木に出会います。
「ゆすっておくれ!ゆすっておくれ!わたしたちはもう、すっかり熟しているんだ....」
姉娘はりんごをゆすって一つ残らずりんごを落としてやり、一山にして再び歩きます。
そうして大きな歯をした「ホレおばさん」の家に着きます。
姉娘はホレおばさんのいうとおり、一生懸命働きました。
ホレおばさんの寝床を片付け、羽がとぶまでふとんをばたばたさせるのです。
そして毎日ごちそうを食べて暮らしました。

しかし姉娘は家に帰りたくなります。
ホレおばさんは地上への門まで姉娘を見送ってやり、
「お前はほんとうによく働いてくれたから。お礼だよ」
と金の雨を降らせます。
そうして姉娘の体には金がいっぱいつきました。

姉娘の話を聞いて、母親は妹娘に糸つむぎをさせます。
妹はわざと自分の指をさしたり、いばらに手をつっこんだりして
糸車を血だらけにし、そして井戸に飛び込みました。
そして姉娘と同じようにパン焼き釜に出会います。
「出しておくれ!出しておくれ!俺たちはもう、すっかり焼けているんだ....」
妹娘は「やなこった!あたしの手が汚れるじゃないか...」
そのまま歩いていきます。
そしてりんごの木に出会います。
「ゆすっておくれ!ゆすっておくれ!私たちはもう、すっかり熟しているんだ....」
妹娘は「やなこった!りんごが落ちてきたら、痛いじゃないか」
とそのまま歩きます。

最後にホレおばさんの家に着き、働きます。
ところがまじめに働いたのはたった一日。
2日めにはなまけだし、3日目には起きてもきませんでした。
ホレおばさんはあきれてすぐにひまを出します。
地上への門まで来ると、空からタールがふって妹娘のからだにくっつきます。
「これがおまえさんのはたらきのむくいだよ!」

そして、妹娘のからだのタールは一生とれませんでした。

参考/「子どもに語るグリムの昔話1」佐々梨代子・野村 泫訳 こぐま社刊

以上が大筋です。が、グリム童話を語るには語り口が非常に大切です。
よい訳のものを、できれば暗記して「物語る」ことをおすすめします。


   
[ご注文]
ホレおばさん 羊毛人形 クラフト
ホレおばさん
3,850円(税込)
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