色にときめく紙のステンドグラス ローズウィンドウ

中山真季(著)
「四季折々の陽の光に表情を変え、人の心を惹きつけるステンドグラス。
それを紙で表現したものが「ローズウィンドウ」です。
ローズウィンドウとは、もともと教会の美しく飾った円形のステンドグラス「ローズウィンドウ」(薔薇窓)をさす言葉です。
その「薔薇窓」があなたの目の前に出現する----。
そんなことを可能にしてくれるペーパーアートが「ローズウィンドウ」なのです。
「ローズウィンドウ」は光の色彩を楽しむ芸術。
光を直接見ることができる芸術といってもよいでしょう。
色は光となって私たちの目に飛び込んできます。
そのさまざまな色の光は、視覚を通して脳に働きかけ、怒りや不安を鎮め、精神を落ち着かせてくれる癒しがあります。
癒しに加えて、この本では「魅せる」ということもテーマにしています。
本来の薔薇窓が持つ光と無限の色彩を追求し、
紙でできていることを忘れてしまうほどに、色の可能性と芸術性を引き出しました。
緻密で繊細であるほど魅力を増し、色にときめく作品となります。
そのため、制作が難しい作品も多くありますが、
じっくりと時間をかけて向き合ってもらえたらと思います。
今は、美しいものを簡単に手軽に生み出せるような時代ですが、
心を揺さぶり影響を与える美しさは、
多くの時間とエネルギーが要るものだと私は感じています。
完成まで長い年月をかけ、何百年経てもいまだ私たちに素晴らしい影響を与え続ける「薔薇窓」がそうであるように。
色が魅せる「ローズウィンドウ」の世界へようこそ。
色はこんなにも身近な存在でありながら、
私たちに様々な喜びと驚きをもたらすものであると気づかされることでしょう。」(本書P2「Prologue」より)
参考までに本書内のデザインを何点かを日記Blogに書きました。
[目次]
- Prologue
 - セイリングの薔薇窓
 - オクトカフェの薔薇窓
 - オルヴィエート大聖堂の薔薇窓
 - 大天使ミカエルのイメージより
 - アール・ヌーヴォーのガラス作品より
 - 女神と悪魔 〜arabesque〜
 - ディーパ 〜DEPAH〜
 - 聖ヤコブ大聖堂の薔薇窓
 - ストラスブール大聖堂の薔薇窓
 - 大天使メタトロンのイメージより
 - バラとつぼみのモチーフ
 - 花園に集まる蝶のモチーフ
 - 大天使ガブリエルのイメージより
 - 熾天使セラフィムのイメージより
 - バロック調のステンドグラス
 - バラの花園
 - 万華鏡のデザインより
 - リーフのモチーフ
 - ヴィクトリアンローズ
 - 星とティアドロップのモチーフ
 - はじける泡のドットモチーフ
 - 空にかかる虹のモチーフ
 - 夜明け前の朝露のイメージより
 - 蝶とハイビスカスのモチーフ
 - 螺鈿細工のジュエリーBOX
 - 水うちわのイメージより
 - ようこそ、魅惑のローズウィンドウの世界へ〜ローズウィンドウを知り、作るための基本〜
 - ●ローズウィンドウの魅力〜円と色〜
●つくるまえ、つくってから
●ローズウィンドウの基本の作り方
●図案の考え方レッスン
●作品の図案 
サイズ:横 約18.3cm×縦 約25.5cm×厚み 約9mm
96ページ
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[ご注文]
色にときめく紙のステンドグラス ローズウィンドウ
1,760円(税込)


