日本の祝日と祝祭
シュタイナー幼児教育の充実のために
新田義之(著)
日本の文化史の源流を辿り、
祝祭の本質を探ることを通して
幼児教育と家庭における
あるべき祝祭の在り方を呈示する....
日本のシュタイナー教育に光を与える、待望の書。
....どの祝祭を採り上げ、どれを省くかは
現場の状況に合わせて決定してゆくのが大切で、
偏狭なナショナリズムや
宗教的ドグマに支配されてはなりません。
人間は個人としても共同体の成員としても
「文化史」的な存在であるという自覚と認識が必要です。
*
祝祭は子どもの魂の成長に
栄養を与えるものでなければなりません。
一人の人間の一生を生きがいのあるものにする原体験が、
そこに潜んでいる必要があります。
その原体験は祝祭に参加する全員を、
先ず何らかの意味での「感動」で
包み込み性質のものであって欲しいのです。
(本文より引用)
新田義之
1933年石川県生まれ。
東京大学名誉教授。比較文学・比較文化専攻。
おもな著書
「リヒアルト・ヴィルヘルム伝」筑摩書房 1994年
「東北大学の学風を創った人々」東北大学出版会 2008年
編集、校訂、解説等
「木下杢太郎全集」全25巻 岩波書店 1981-83年
翻訳
「オックスフォード教育講座」(ルドルフ シュタイナー著)改訂版 イザラ書房 2001年
その他、多数。
A5判変型(寸法:横 約14.3cm×縦 約21cm×厚み 約8mm)
91ページ
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日本の祝日と祝祭
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