さんすう教室 小学1年生
石川華代(著)
本書の続編「算数教室 小学2年生」もあります。
――本書「はじめに」より抜粋――
「本書では、アクティビティーやシュタイナー学校のエポック授業の内容をご家庭で取り入れられるよう、できるだけわかりやすくまとめました。子どもを教える保護者だけでなく、学校や教室で教える先生方が、授業にこの本を活用していただけたらうれしく思います。「人に教えた」経験が一度もない人でも、子どもにどのような問いかけをしたら良いのかがわかるように、教室で先生が子どもに向かって話すような文体で書きました。大人の読者の方も、読みながら、授業で先生から問いかけられているような気持ちで 質問について考えていただけたら、きっと学ぶ歓びも増すでしょう。
この本は、子どもが教科書のようにして 独習するためのものではありません。子どもたちは大人からお話を直接聞いたり、一緒に絵を描いたり数を数えるアクティビティなどをします。大人と子どもが楽しみながら一緒に学んでほしいと思います。活動を共にすることで、子どもをより良く理解する助けになります。親子の絆が深まるだけでなく学ぶ内容も生きたものになります。子どもたちには生きた学びをして欲しい。そして、そこには、人と人との繋がりがあって欲しいと思います。
日本の算数教育と、シュタイナー学校のカリキュラムでは、学習内容、進度に違いがあります。本書では、シュタイナー学校のカリキュラムにあわせつつ、日本の小学一年生にも学べるように編集しました。たくさんの内容が掲載されてますが、これ一冊で一年生の算数の学習を網羅するものではありません。この本を使って楽しく算数を理解するだけでなく、計算や練習を積み重ねていただくことが、算数の力を伸ばすことにつながります。
シュタイナー学校では 「フォルメン」という教科があります。これは、算数や国語などの学習と繋がりが深い学びです。本書では「フォルメン」の内容の中から算数と直接関係してくる内容をとりあげました。より深く、「フォルメン」を学びたい方は拙書「フォルメン・レッスン 小学1/2年生」をご参照いただけたら幸いです。」
[目次]
- はじめに
- シュタイナー学校の授業
- ご家庭でシュタイナー教育の算数を取り入れる
- 1年生の学習内容
- リズミック エクササイズ
- 数の概念
lesson 1-8
- 数を数える/数に親しむ
lesson 9
- 四則計算(1けたの+、−、×、÷)導入のお話
lesson 10-13
- 四則計算 式と記号
lesson 14-21
- 10までの数と演算
lesson 22-28
- 2けたの数
lesson 29-34
- 図形/数量の体験
lesson 35-36
- フォルメン 幾何図形
lesson 37-39
- あとがき
54ページ(フルカラー)
同シリーズで幾何アクティビティやフォルメン・レッスン1やこくご教室テキストもあります。
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さんすう教室 小学1年生
3,850円(税込)