おりこうなアニカ

エルサ・ベスコフ作・絵
石井　登志子訳


アニカは小さな女の子。
小さいのですが、自分で顔を洗ったり服を着たりできるし、お手伝いだってできます。
ある日、牧場の柵がこわれて、アニカは牛の様子を見に行きます...。
大きな犬、ほらふき少年ウッレ、行商のおじさん...そして小さなこびとたち。
美しくあたたかい絵と、やさしい語りで描かれています。

作者は1900年代前半に珠玉のような作品を次々に生みだした絵本作家エルサ・ベスコフ。
本書では、彼女がこよなく愛したスウェーデンの自然やいなかの生活が、のびやかなやさしい筆致で描かれています。家族の中で役割を与えられ、それをきちんと果たして生きている幼い女の子の姿は、子どもたちの一生のたからものとなるでしょう。スウェーデンで学び、子どもたちと暮らしたことのある訳者の、お話に合った読みやすい訳でお届けします。

読み聞かせなら：4才から
自分で読むなら：小学低学年から
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