時を描く線 A Line Drawing The Time

著者：　小菅昌子
フォルメン線描をもとにした本です。

フォルメン線描....シュタイナー教育に欠かせないもの...ですが　一般にはあまり知られていません。
フォルメン線描は「紙の上で行われるオイリュトミー」とも言われており、精神と体のバランスをとる奥深いものであります。

紙の上に　ぐるぐると　あるパターンを繰り返して描く....
子どもたちはフォルメンが大好きです。

ところが　フォルメン線描の本はたくさんありますが...
実際に　フォルメンの体験がない人にとって　ピンとくるものは少ないのです。

この本は　フォルメン線描について知識がなくても、体験がなくても　あなたを助けてくれます。
特に「呼吸」について触れているのは　この本だけです。

吸って...吐いて....吸って...
はじめてのこどもたちと　はじめての親自身のために....おすすめの一冊。
フォルメンの本として「フォルメン・レッスン１」もあります。
以下は「トラウマからの解放」のP130「シュタイナー教育とフォルメン線描」より抜粋
「シュタイナーは、「フォルメン線描」を小学校１年生の授業で学ぶこととして、こう述べています。
「こどもたちが、それぞれのフォルムを心の中で感じ、体験し、目で見て、自分のからだを動かし、実際に描いていく。そして、色とりどりの光輝くフォルメンをエポックノートや紙の上に描くことによって、内面的な体験をも得ることができる。こうしてジグザクや直線や緩やかな曲線の印象を感じることによって、こどもの感情が動き、意志や感情、思考力が営まれ、自分の心がフォルメン線描とひとつになる」（ヘルムート・ケラー著「人間を育てる」鳥山雅代 訳）
この線描を、よりシンプルに、直線から波線、そして点から花への曲線が、小菅昌子氏により工夫され、2003年に『時を描く線 A Line Drawing The Time』として出版されました。
この本は、1本の線で描かれるフォルメンのリズムと呼吸、そしてなによりも、遊び心で線を描く楽しさを伝えようとしています。古代の人々が描いた文様にもつながってきます。
私たちはこれらを参考に「エムレム」へ応用しました。」（「「眼球運動と呼吸による心の解放；Mental Release by Eye Movement and Breathing」「エムレム」（M-REMB）です。「エムレム」は真木太一氏（九州大学名誉教授・大気環境学者）が命名してくださいました。」「トラウマからの解放」P128より抜粋）
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