ライアーの花束２　ライアー（竪琴）ソロ演奏楽譜集

[本][音楽]

三野友子（編・著）
「　2018年7月に私の初めてのライアー用ソロ楽譜集「ライアーの花束」を出版いたしました。出版当初は、「果たして、こういう楽譜は需要があるのだろうか？」と思いましたが、予想外にたくさんの方々にお求めいただきました。ありがたいことに、日本全国からご注文いただき、ライアーという楽器を楽しんでいらっしゃる方々が日本各地にこんなにもいらっしゃるのだ....と素直に驚き、感動しています。
　とはいえまだまだライアーは知名度が低い楽器ですので、日本語で出版されているライアー用の楽譜、もしくは日本人でも入手可能な海外のライアー用の楽譜集は数が少ないのが現状です。「三野さん、２冊目の楽譜を待っています！」というお声に励まされ、新しくアレンジした曲、ご紹介したい曲もまだまだあるので、「ライアーの花束2」を出版しようと思い立ちました。
　クラッシック、世界の民謡、ポピュラー音楽、唱歌・童謡、クリスマスソング、私のオリジナル曲などなど、幅広くお楽しみいただける曲を選曲しました。
　この本を手に取られる方々それぞれが、それぞれの人生の物語の中でライアーという楽器に出会い、ライアーが側にいる生活をなさっています。私自身、約22年前にドイツでライアーに出会い、以来ずっとライアーが側にいてくれました。人生のいろいろな場面でどれだけライアーの美しい音色から癒され、そして励まされたか計り知れません。
　ライアーの音色、響きに包まれるのは、何と幸せなことでしょうか！楽しいことがあった時、うれしい時、悲しい時、落ち込んだ時、ライアーという楽器がすぐ側にいてくれる事は本当に素敵な事です。
　大人数のアンサンブルやグループでライアーを弾くこともとっても楽しいことです。でも、おうちでライアーを弾くときは一人です。うれしいことがあった時、ふと寂しくなった時、不安になった時、側にいてくれるライアーを一人で弾いてみるのもとてもいいものです。そう、かけがえのないあなた自身のためにライアーを弾いてあげてください。
　皆様の日常の生活のいろいろな場面で、ライアーと共にそっと花を添えることが出来る楽譜集になれば幸いです。
　初めての曲を練習するのは少し忍耐が必要になりますが、ライアーの音色に励ましてもらいながら、楽しんでライアーのお花を一本ずつ集めていきましょう！そしてあなただけのライアーの花束を作りましょう♪
2020年10月吉日　三野友子」（本書P2「もっと花束を♪」より）
「◆本書はライアーのソロ演奏することを前提としてアレンジした楽譜集です。初級から上級の方まで様々なレベルの方が楽しめるように選曲しました。（中略）
◆初心者の方へ
　本書は楽譜集です。ライアー用の教則本ではございませんので予めご了承くださいませ。ライアー用の教則本は数冊出版されていますので、そちらをご参照ください。
　全くの初心者、もしくはソロ演奏のご経験のない方は、楽譜をそのまま弾こうとすると大変です。無理なあらずに、まずは単音のメロディだけを弾いてみることから始めてみましょう。
★一般的にソプラノライアーをご利用の方が多いのと、私自身が普段はソロソプラノライアーを使用していますので、（ソロ）ソプラノ用の曲が中心となっています。アルトライアーでも、音域によっては弾ける曲もあります。また、オクターブ下げるとアルトライアーでも弾ける曲もあると思います。（後略）」（本書P3「ライアーソロ楽譜集「ライアーの花束２」について」より）

ライアーの花束２目次
- ＊もっと花束を
- ＊ライアーの花束２について
＜ライアーの奏法について＞
- ＊ライアーソロ演奏入門
- ＊和音の弾き方
- ＊ソロ演奏の中のアルペジオ
- ＊小指を使おう
- ＊左手をくぐらせの奏法
- ＊右手くぐらせの奏法
＜ライアーエッセイ＞
- ＊音色はすぐに変わります　他
- ＊ライアー始まりの物語への旅
- ＊自分軸？　他人軸？他
- ＊ライアーの歴史
＜ソロアレンジ　初級・中級編＞
- ＊ゆうなの木の下で
- ＊シューベルトの子守歌
- ＊野ばら
- ＊冬の星座
- ＊ハッピーバースデー
- ＊春の日の花と輝く
- ＊埴生の宿
- ＊スカボローフェア
- ＊里の秋
- ＊大きな古時計
- ＊和音の練習　いつか見た空
- ＊アルペジオの練習　こもれびの中で
- ＊エーデルワイス
- ＊夏の思い出
- ＊てぃんさぐの花
- ＊シチリアーナ
- ＊虹の彼方に
- ＊スマイル
- ＊アメージング・グレース弾き語り
＜クリスマス曲集＞
- ＊荒野の果てに
- ＊まきびと羊を
- ＊聖母の御子
- ＊飼い葉の桶で
- ＊天なる神には
- ＊神の御子は今宵しも
＜ソロアレンジ　中級・上級編＞
- ＊夜じゅうずっと
- ＊アニーローリー
- ＊エレノア・ブランケット
- ＊ロンドンデリーの歌
- ＊５月の風のふくころ
- ＊雪降る朝に
- ＊冬　四季より
- ＊夢路より
- ＊アヴェ・ヴェルム・コルプス
- ＊「悲愴」第2歌集より
- ＊カッチーニのアヴェマリア