音楽要素から構築された人間のからだ 〜彫塑的・音楽的人間学の構想〜
(著者)アルミン・J・フーゼマン
(訳者)吉田 和彦
ドイツで30年のロングセラー! シュタイナーの理念を今に伝える貴重な1冊 。音楽と人間のからだの関係性を精神科学的に読み解く。人間のからだはいかにして構築されたのか? また音楽の力は人間のからだの形成にいかに働きかけるのか? 人間の骨格や内臓、そして人間固有の直立や言語、手腕によるしぐさにまで音楽の力が及んでいるとしたら? 大学で音楽を学んだ後、医師になった経歴を持つアルミン・J・フーゼマン氏が明らかにする人体と音楽の秘密。
- 目次
- 日本語版へのまえがき
- 第4版へのまえがき
- 第2版へのまえがき
- 日本語版へのまえがき
- ◆序章
- 科学と芸術
- 芸術と超感覚的な認識
- 科学と芸術
- ◆第I章 人間の外なる形象本性
- 有機的なものの造形概念
- エーテル体の彫塑的動き
- 有機的なものを彫塑的に考える人:ゲーテとカールス
- 合理的有機体論
- 血の流れとエーテルの流れ
- 血液循環と呼吸による音楽生理学
- 病像
- 猩紅熱(しょうこうねつ)と麻疹(はしか)
- 子供の発達に於ける彫塑的音楽的プロセス
- エーテル種の彫塑的な動き
- 教育芸術の彫塑的原像
- 成長の音楽的法則
- プラトンによる彫塑的・音楽的な歩み
- 有機的なものの造形概念
- ◆第II章 内臓器官の音楽生理学
- ゲーテとヘッケルの認識生活に於ける芸術的修業
- 原腸形成とヘッケルの腸祖動物という理念
- 反転の練習
- 反転の解剖学
- 骨格に於いて
- 感覚系に於いて
- 神経系に於いて
- 筋肉系に於いて
- 血液系に於いて
- 言葉を発する時
- 骨格に於いて
- 反転練習の音楽的構造
- 脳脊髄液の形成と流れ
- 生殖力と思考
- 有機体論の発展史
- 直立すること
- 生殖細胞形成と受精、そして妊娠
- 言葉の形成
- 立つことと歩くこと
- 頭のオクターヴと言葉のオクターヴ
- 頭部組織の言語の形
- 「わたし(ICH)」という言葉
- 甲状腺と副甲状腺の音楽的生理学
- 二重器官類型
- 甲状腺と喉頭
- 副甲状腺の音楽的な生理学
- 副甲状腺の機能亢進
- 副甲状腺の機能低下(テタニー=痙攣)と過換気症候群
- 音楽作品の形成力としての七度音程
- 副甲状腺ホルモンの化学構造
- 言葉と実質
- 二重器官類型
- カルシトニンの音楽的な生理学
(もう一つの甲状腺ホルモン)- ベートーヴェンの音楽についてのゲーテの知覚
- ベートーヴェンの肝臓病と彼の音楽
- 創作主題による32の変奏曲・ハ短調
- ベートーヴェンの音楽についてのゲーテの知覚
- ゲーテとヘッケルの認識生活に於ける芸術的修業
- ◆第III章 彫塑的・音楽的な原像としての呼吸の振幅
- 肺のエーテル体の為の彫塑練習
- 三分節の練習組織としてのエーテル体の形象
- ルドルフ・シュタイナーのカベイロス塑像
- 男女の性へのエーテル体分離と思考の力
- 胸郭の構築
- 肺呼吸の発達
- 胸郭の彫塑的解剖学
- 胸郭の音楽的構造
- 胸郭に於ける言語形成力
- 肺呼吸の発達
- 人間中間部の像
- 空間構造から音楽構造への道
- 人間中間部の響き
- ≪客観的音程≫領域での胸郭
- 肺
- 呼吸と肺循環
- 肺と心臓
- 五度音程の非対称的原理
- ≪客観的音程≫領域での胸郭
- 人間中間部の言葉
- 肺のエーテル体の為の彫塑練習
- ◆第IV章 人間の音楽的構造を動きで表現するオイリュトミー
- 肺の成長ダイナミズムに於ける長調と短調
- 高次の構成体の彫塑的・音楽的な動きと、オイリュトミーによるその可視化
- 長調と短調の表現動作(Gebarde)の解剖学
- 体内の音楽的組織構造から音楽オイリュトミーの動きへの移行
- 肺と喉頭の、腕への反転
- 音楽オイリュトミー療法の根本的効用
- 音楽的塑像としての人間の腕
- 時間的有機体に或る腕
- 鎖骨
- 鎖骨の彫塑
- 鎖骨の中の一度音程と主音
- 上腕
- 前腕
- 手根(手首)
- 中手
- 指
- 時間的有機体に或る腕
- 腕の組織の言語的構成
- オイリュトミーと音楽の実際(真実)
- 肺の成長ダイナミズムに於ける長調と短調
- ◆第V章 言語形成力を通した思考内の動物性の克服
- 人間の外なる形象本性
- 人間の内なる形象本性
- 人間の歯の二重機能と思考
- 著者あとがき
訳者あとがき
注釈
- 人間の外なる形象本性
著者プロフィール
著者:アルミン・J・フーゼマン
1988年よりシュトゥットガルトにて一般内科医として診療に従事。1993年よりシュトゥットガルト近郊のフィルダークリニックにて、アントロポゾフィー医学の卒後研修機関である「オイゲン・コリスコ・アカデミー」を主宰。1969年から71年まで音楽を学び、73年から80年まで医学を学ぶ。80年から88年まで内科、外科、小児科、治療教育の各専門分野で臨床教育を受ける。博士論文「幼少期の国家社会主義(ナチズム)による迫害がもたらした心的障害について」(1977)
訳者:吉田 和彦
1984年ミュンヘン・オイリュトミー協会の招聘により渡独。ヨーロッパ各地で演奏及び作曲・教育・講演の分野で活動。ミュンヘン・キリスト者共同体音楽監督、M. チェーホフ演劇学校、シュトゥットゥガルト・プリスターゼミナールの各音楽講師を歴任。ゲーテアヌム朗誦・音楽部門並びにキリスト者共同体音楽委員会の中心メンバー。2012年よりミュンヘン西郊外のシュタイナー学校高等部で合唱と作曲を指導。2017年秋より南バイエルン・シュタイナー学校教員養成セミナーの音楽講師を兼任。
寸法:横 約14.8cm×縦 約21cm×厚み 約26mm
430ページ
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