カルマ認識と霊的・宗教的人生への衝動(ルドルフ・シュタイナー講演集[カルマ的関連の秘教的考察])
ルドルフ・シュタイナー(著)
丹羽 敏雄(訳・解説)
ルドルフ・シュタイナー講演集[カルマ的関連の秘教的考察]
パリにおける3回の講演(1924.5.23〜25)
「人間は、誕生と死の間の地上生活と、死と新しい誕生の間の天の生活からなる全人生を生きる、それらから彼の人生の総体が構成されています。
人間の母を通して生まれる存在、それは地球上で生じたものではないのです。いわば舞台のみが地球上に生じたに過ぎません。太陽生活における超感覚的な諸世界において形成された1つの素晴らしい宇宙的造営物が、肉体的遺伝を通して与えられるものの中に受肉するのです。
セラフィーム・ケルビーム・トローネの元で、次の地上生において私たちのカルマの成就に成るものを、私たちが人間として他の人々を通して体験することに成るものを・・・私たちは超感覚的なやり方で体験しつつ見るのです。」(本文より)
人間が再びカルマに、本当のカルマに帰っていく、本当のカルマを生き尽くすための・・・宇宙からの一条の光、カルマ認識の書:『カルマ論全集(日本では未訳の3巻〜6巻)』第5巻に収められたパリ講演[1924.5.23〜25](GA239の一部(16回中の3回分の講演))の全訳
[目次]
- 訳者による序文
- I.パリにおける3回の講演
- 第1講演、パリ、1924-5-23
イマジネーション・インスピレーション・インテュイションの認識段階の基盤に立ち、《死》・《地上生の消失》・《星々》の3つの相の元で考察された、死と新たな誕生の間の人生における人間の本性。人類の原教師たちとの出会い。シュトラーダーの原像。コスモスにおける魂の自己外人生。新たな受肉のための最初の種子としての人生の逆さ向きの体験。他者に与えた痛みの体験。
- 第2講演、パリ、1924-5-24
治療の本質。水星天球の秘密。金星生活の領分。太陽人生。これらの天球における人間の中の悪の清算。
- 第3講演、パリ、1924-5-25
太陽領分とヒエラルキー。太陽領分におけるキリストの介入。火星存在・木星存在・土星存在への人間の魂の上昇。これらの領分における最高次のヒエラルキーの直感における新たな地上生のためのカルマの形成。3つの例で表されたこれらの3つの天球を通してのカルマの個々の刻印:ヴォルテール(火星)、ヴィクトル・ユゴー(土星)、エリファス・レヴィ(木星)。
- 第1講演、パリ、1924-5-23
- II.カルマ論を通して人生と人間の本質を探る
--- 惑星天球の秘密とヒエラルキー存在たち ---
(訳者による解説)
寸法:横 約14.8cm×縦 約21cm×厚み 約9mm
112ページ
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