現代における個々人と人類の霊的成長とカルマ(ルドルフ・シュタイナー講演集[カルマ的関連の秘教的考察])
ルドルフ・シュタイナー(著)
丹羽 敏雄(訳・解説)
ロンドンにおける3回の講演(1924.8.24-27)
「キリストの、自分自身との出会い、人間の兄弟としてのキリストと、未だ像の中にのみ存在していた太陽のヒーローとしてのキリストとの出会い、この出会い、キリストの彼自身の像とのこの合流は、9世紀におきました。
地上性の中に霊性を運び入れようとしている、そのような誠実なアントロポゾーフの魂たちが見出されれば、それは一つの運動を上に向けて進めることになるでしょう。そのような魂たちを見い出せなければ、頽廃はさらに転がり続けることになるでしょう・・・
人類は・・・文明である全てが奈落の底に転がり落ちるのを見るか、あるいは霊性を通して、キリスト衝動の前に立つミカエル衝動に含まれたものの意味に於いて、上へと上昇し続けていくかという不測の事態の前に立っているのです。」(本文より)
いたるところで自然の本性と織りなしの中で戯れ力づけ活動し、織りなしている自然の神々・・・全てが静かに流れ、激しく流れ、回転し、指し示す、読み解くことができる一つの事実・・・
全てがキリストの生命霊によって演じられていた・・・
[目次]
- 訳者による序文
- T ロンドンにおける3回の講演
- 第1講演、ロンドン、1924年8月24日(未終了)
カルマの直観は以前の時代に人類にとって一つの意識の現実であった/カルマ的意識の消失、それは、たとえば古代エジプトの教えに変化した/目覚めと入眠のときのアストラル的直観の推移/新しいイニシエーション科学を通して失われた認識に戻ることができる
- 第2講演、ロンドン、1924年8月24日
カルマ研究の困難/歴史的カルマ/バイロン、ヴォルテール、スウェーデンボルグ、ローレンス・オリファント、火星の守護神と水星の守護神/人間の意志生活の宇宙的考察
- 第3講演、ロンドン、1924年8月27日
アントロポゾフィー運動との関わりに於けるキリスト教の漸進的発展/ティンタンジェルとアイルランドの秘儀/前キリスト教的キリスト教:太陽の英雄としてのキリスト --- アーサーの流れ/キリスト的キリスト教:パレスティナからゴルゴタの出来事を通して人類の血とハートは補足される --- 聖杯の流れ/双方の流れのヨーロッパに於ける出会い --- ミカエルの流れ
- 付録:
ロンドン講演の前に行われた、英国アントロポゾフィー協会への挨拶と、ゲーテアヌムでのクリスマス会議の報告
ロンドン、1924年8月24日
- 第1講演、ロンドン、1924年8月24日(未終了)
- U 訳者による解説
- 1. 太陽的キリスト存在と自然霊(四大の霊)
- 2. アリストテレス及びアレキサンダーとハールーン・アッラシード 及び彼の助言者との間の対立と、それに密接に関わるアーサーの流れと聖杯の流れ
- 1. 太陽的キリスト存在と自然霊(四大の霊)
128ページ
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