アントロポゾフィー医学から観た子どもの発達について
アンダ・フラウマーネ=ヤッヘンス(著)
竹下哲生(訳)
「子どもの成長の不思議」について、小児科医が話し言葉で分かり易く解説――。愛情溢れる人間観察、体験的な人間理解から得た成長への眼差しは、子育てに愛と驚きをもたらす。
子どもの心と体の健康な発達は、親や教師の導きが必要であり、その為に大人は、子どもの成長についての理解が欠かせません。何故なら親や教師によって導かれる健康な子ども時代が、心と体の結び付きを強め、自立した人格を育てるからです。子どもは時間をかけ、心と精神を身体に結び付けつつ成長します。その様な成長の理解に即した子ども時代の発達が、自発性と社会性、更には成人後の「豊かな人生」の基礎を築くのです。
――アンダ・フラウマーネ=ヤッヘンス(本書オビ文より)
目次
- はじめに
- 第一章 三歳まで
昼夜のリズム
一歳:頭から立つ
二歳:言葉を喋る
三歳:内と外の境界
- 第二章 三歳から
世界に対する疑問
メルヒェン
エーテル体の誕生
抽象的な思考
共感
意志
- 第三章 九歳から
九歳
鉄
本当の「感情」の芽生え
大人になるということ
- 質疑応答
メルヒェンについて
服装について
シンボルについて
- 訳者による解説と補足
人間学
教育学
最初の三年
エーテル体
発生学
芸術と一般論
アンダ・フラウマーネ=ヤッヘンス
小児科医。1961年ラトビア共和国リェルヴァーデ生まれ。小児科と小児神経医学を専門にリーガで学んだ後、ラトビア最初のシュタイナー学校の創立に携わり、立ち上げ後は学校医として勤務する。そして1995年からアントロポゾフィー医療の研鑽を始め、2000年にリーガで診療所を開設する。2006年から2013年まではフィンランド(ヘルシンキの治療教育学校とラハティの治療教育施設)でも小児科医として活動し、2008年から2012年までの間にリーガ大学で医師の為のアントロポゾフィー医療習得課程を組織し、また講師としては国内外で活動している。
竹下哲生 Tezuo Takeshita
1981 年香川県生まれ。2000 年渡独。2002 年キリスト者共同体神学校入学。2004年体調不良により学業を中断し帰国。現在自宅で療養しながら四国でアントロポゾフィー活動に参加。
共著『親の仕事、教師の仕事 〜教育と社会形成〜』(SAKS-BOOKS)
訳書『キリスト存在と自我〜ルドルフ・シュタイナーのカルマ論〜】(SAKS-BOOKS)、『アトピー性皮膚炎の理解とアントロポゾフィー医療入門』(SAKS-BOOKS)他。
寸法:横 約14.8cm×縦 約21cm×厚み 約7mm
64ページ
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