子どもの叱り方
エーリッヒ ガーベルト/ゲオルク・クニーベ(著)
森 章吾(訳)
「子どもの教育と自己教育における《罰》」
シュタイナー教育を始めたころ 私もよく勘違いをしましたが、「子どもを叱らないこと」は 決して子どものためにはなりません。
「子どもを叱ること」、はとても大切で 奥深いものだと思います。子どもは 大人が毅然としていることを望んでいます。はき違えた自由を与えられた子どもは 畏敬の念をもつことができず 安定していることができません。《叱る》ことは 子どもにとって必要なことなのです。一方で 感情にまかせて 怒るのも望ましいとはいえません。《叱る》ことについて 多くの示唆を与えてくれる一冊。
以下 本書オビ文より
子どもを《叱る》 という この困難な問題をシュタイナー教育の観点から深く考察し 実践的な指針をも与えてくれる稀有な書。
《怒りの背後には より高次なものが感じ取れなくてはならない》
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[目次]
- はじめに
- 第一部 自己教育と罰
- 自らの行いや過ちとのかかわり
- 痛み
- 罰による意識の深化 ---ルドルフ・シュタイナーの考え方
- 死後の浄化の時とは罰なのか?
- 追想と自己認識
- 学びの続きとしての再受肉
- 自らの行いや過ちとのかかわり
- 第二部 子どもの教育における罰
- 新しい子ども象
- 痛みを避ける ---私たちの時代の傾向
- 幼い子供が経験によって学ぶとき
- 望ましくないかたちの罰
- 正しい罰の四つの要素
- 体罰は必要でしょうか
- 罰を与えた後で意識がより目覚めるように
- 現代における子どもの魂の変化
- ルドルフ・シュタイナーの人間学
- 教育者の自己教育
- 展望
- 新しい子ども象
- 訳者あとがき
222ページ
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