日本のシュタイナー学校が始まった日
[本]
(編著)子安美知子、井上百子
「30年前、バブルに浮き立つ 首都東京。
都営住宅の一室に生まれた東京シュタイナーシューレ――
初の一年生は8人だった。苦難と危機の無認可時代を14年通し、
21世紀の今日 堂々12年制の学校法人シュタイナー学園。
昔日の生徒は30代さなか、創立者たちの熱は 今なお沸々。
闊達自在に黎明期を語る 多彩なエッセイ52篇。」(本書オビ文より)
もくじ
- はじめに(井上百子)
- 第1章 積み重ねた三十年
- 祝辞(竹田喜代子)
- 快挙、そして葛藤の昨日、今日、明日(仲正雄)
- 人間の成長の跡(神田昌実)
- 祝辞(竹田喜代子)
- 第2章〈シューレ〉に通った子どもたち
- 一期生男子三人組(阿部啓)
- 不思議な入口のドアを開けて(山崎みなみ)
- 地球儀まわせばこの大陸、あの国に友だちが、先生が(奥野真彩)
- お稽古ごとの教室かと……(福田はるか)
- 今だから書けること(櫻井嘉子)
- 光と影、二十年後の今思うこと(松本陵磨)
- 東西の壁が壊れて東ベルリンにもシュタイナー学校(ダニエラ・クラウゼ/井上百子 訳)
- 運命を背負った子ども、いま『シューレ通信』を読む(井上百子)
- 自由への長い旅(森郷志)
- 一期生男子三人組(阿部啓)
- 第3章 作った大人の思い、考え
- 奔走の親たち同士(福田隆雄)
- 耳の長いコウモリを捉えた娘(福田淑子)
- 怒濤の日々が来るとも知らず(さくまゆみこ)
- 建前抜きの交わり(阿部迪子)
- オイリュトミー公演から始まった年(根岸初子)
- カタコンブ(上松佑二)
- 試行錯誤の日々――運営担当者として(野村道子)
- 今や喫緊、教員養成(堀内節子)
- 陣痛はまだ続く……そこに産声―― 半世紀の前史を背負い、走った七十日間(子安美知子)
- 奔走の親たち同士(福田隆雄)
- 第4章 見まもる人たち、面白そうな目、何気ない支援
- はじまりの はじまりの頃(工藤茂樹)
- 公立校教師、どっぷりとシュタイナー教育に浸かる(高石優子)
- シューレに助けられて(山浦恵津子)
- 手紙一通、編集者として父親として(山田豊)
- グリュース・ゴット、シュタイナーハウスのみなさん!(中村謙)
- 『シュタイナー教育を考える』の頃(星野智惠子)
- 本をきっかけにして(横川節子)
- はじまりの はじまりの頃(工藤茂樹)
- 第5章 全力で取り組む教師たち
- 日本初のシュタイナーシューレで初の一年生担任を引き受けて(松田仁)
- 松田先生の後を引き継ぎ四年生の担任に(大越保)
- 蝶々と柚子の木(近藤直子)
- たった五人、されど五人の強者たち(大嶋まり)
- 一期生の皆さんへ(上松惠津子)
- 「季節のお話」を語る(樋口純明)
- 「手のしごと」の授業のための朗唱詩(子安美知子)
- アントロポゾーフの両親から遠く離れたはずの日本で……(クリストリープ・ヨープスト/小俣裕里子)
- ドイツ語、カエルの劇、先生は忘れていない(鈴木一博)
- 草創期、助太刀に走るオイリュトミスト(横手千代)
- 「星の銀貨」のお芝居をした頃(角口さかえ)
- ドイツで生徒、日本で先生――私見・日独のヴァルドルフ(子安文)
- オイリュトミーを通して子どもとシューレの育ちを共に(はたりえこ)
- ヤドカリの日々(中瀬佐栄子)
- 運命のいたずら(増渕智)
- 日本初のシュタイナーシューレで初の一年生担任を引き受けて(松田仁)
- 第6章「アントロポゾフィー」――親たちの実践が始まる
- 三人三様――各々の道を求めて(吉澤明子)
- 危機だらけの五年間を経て(井上美知子)
- 三人三様――各々の道を求めて(吉澤明子)
- 第7章 さまざまな協力
- 校舎を探す――井の頭、そして牟礼校舎へ(瀧川佐和子)
- Hさんと話したこと(T)
- 社会運動との連携――三鷹時代、「教育への権利」運動(小貫大輔)
- 藤野への移転(浦上裕子)
- 高等部設立有志プロジェクト『季節の手づくり』(山下りか)
- 何をしていた? あのときの「傍観者」(吉野茂紀)
- エポックノート、そして出版・印刷(越中奉)
- 校舎を探す――井の頭、そして牟礼校舎へ(瀧川佐和子)
- おわりに(子安美知子)
寸法:横 約13.5cm×縦 約19.5cm×厚み 約4cm
432ページ
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