シュタイナーの人生論
[本]
高橋 巖(著)
「どんな存在も尊い
生きる意味を求めて…
一人ひとりに問いかける〈高橋巖講演集〉」(本書オビ文より)
かけがえのない現在を実感する。シュタイナーの考え方を現代社会に投影し、精神的閉塞状況からの脱却をはかった自由な生き方を語る。
コロナ・パンデミックで人はかつてない経験を強いられている。関係性に対する倫理的な意識が希薄化するなか、感性を磨き、魂を鍛え、畏敬の感情や帰依の念をとりもどさなければならない。
目次
- 1. カタチとイノチ
カタチをイノチとして体験する/瞑想とイメージ/イノチが宿るカタチ/自分の中の両極のバランス/シュタイナーの決意
- 2. 私の美学
『デミアン』と中野の音楽喫茶「クラシック」/守屋謙二先生と井筒俊彦先生/ミュンヘンへ/フーゼマン先生のもとで/ニーチェとシュタイナー/一瞬に賭ける思想/瞬間の美的体験
- 3. 魂のさすらい シュタイナーの人生論
「遙かな国、遠い昔」のなかで/さすらう読書/オ・ソンファ先生の導き/「さすら姫」との出会い/キム・ジハさんのこと/内面への旅、魂のさすらい
- 4. 神秘学の現在 ミカエルの時代
思考とは何か/人類というからだの現在/エーテル的思考の意味/感覚で呼吸する/ミカエル文化と「心の旅がらす」/縁をつけるということ/融合の感覚
- 5. 「自我」の探究 ミカエルの思想
言葉の問題/自我についてのイメージ/孤独の自我は愛を求める/ミカエルとは何か/アナキズムの精神とミカエルの思想/新しい感覚体験/私のキリスト理解
- 6. シュタイナーのアナキズム
アナキズムの縁/大杉栄、三つのキーワード/シュタイナーとの共通項/アナキズムとしての『社会問題の核心』/社会有機体の三分節化/社会意志とアソシエーション/魂がリードする時代に
- 7. 今を生きる人智学
シュタイナーの立ち位置/物質界と生命界の関わり [I]エーテル衝動の七つの働き [II]エーテル体を体験する/ミカエルの声を受け止めて/どんなモノにも霊的な働きがある
- あとがき
講演データ
- 1.カタチとイノチ
第18回高橋巌講演会 2017年12月23日 キャンパスプラザ京都
- 2.私の美学
第16回高橋巌講演会 2015年12月27日 キャンパスプラザ京都
- 3.魂のさすらい シュタイナーの人生論
(原題:シュタイナーの人生論 魂のさすらい)
2019年11月2日 朝日カルチャーセンター立川教室
- 4.神秘学の現在 ミカエルの時代
(原題:神秘学の現在)
第14回高橋巌講演会 2013年12月15日 キャンパスプラザ京都
- 5.「自我」の探究 ミカエルの思想
(原題:自我、ミカエル、キリスト)
第15回高橋巌講演会 2014年12月14日 京都アスニー
- 6.シュタイナーのアナキズム
(原題:アナキズムとシュタイナーの社会思想)
第12回高橋巌講演会 2012年12月9日 キャンパスプラザ京都
- 7.今を生きる人智学
2020年2月22日 朝日カルチャーセンター横浜教室
*高橋巌講演会は日本人智学協会関西支部・昴 主催
寸法:横 約13cm×縦 約19cm×厚み 約19mm
248ページ
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2,200円(税込)