メルヘン論
[本]
ルドルフ・シュタイナー(著)
高橋弘子(訳)
「メルヘンのように人間の魂の根源から湧き出でてくるものの中に判断力で介入していくのは、植物の花をばらばらにして調べようとするようなものです。
しかし、メルヘンの源泉が、魂のいとなみの中にあるのなら、霊学はその領域に若干の照明をあてることができるでしょう。(中略)
私たちは、霊学的に考察されたメルヘンの意味を次のように要約できるでしょう。
『メルヘンや伝説は、人間が生まれたときに人生遍歴にそなえて故郷から授けられる善き天使である。
それは人間の遍歴を通じて、人間の忠実な伴侶である。
そして、それが人間につきそうことによって、人生は真に内的に生き生きとしたメルヘンとなることができる』」(本書より)
- 【目次】
- 霊学の光のもとにみた童話
- 童話の解釈
- 童話における薔薇十字会の叡智
- 「緑の蛇と百合娘のメルヘン」にみられるゲーテの精神様式
- 霊学の光のもとにみた童話
- 付録
- 「緑の蛇と百合娘のメルヘン」(J・W・ゲーテ)
- 註
- 訳者あとがき
- 「緑の蛇と百合娘のメルヘン」(J・W・ゲーテ)
寸法:横 約13.6cm×縦 約19.4cm×厚み 約20mm
234ページ
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メルヘン論
2,200円(税込)