シュタイナー学園のエポック授業 12年間の学びの成り立ち
学校法人 シュタイナー学園(編)
シュタイナー学園の教員たちが自身の授業実践について叙述したドキュメントが、1冊の本になりました。
ハードカバーで 中身のボリュームもあります。カラー写真も取り混ぜてあり、わかりやすく仕上がっています。
『シュタイナー学園通信』14号〜22号(2009年度〜2011年度)連載の授業実践報告に、書き下ろしの報告を加えた全11編を収録。この1冊で、1年から12年までのエポック授業がイメージできます。
「実践のなかで練磨された児童発達論とカリキュラム論と授業方法論とが三位一体となった教育原理から、一般教育学はもっと学ぶべきであるし、逆にシュタイナー教育には、この点をもっと自覚的に検証して、広く教育界に貢献していく使命があると思う。
そして本書が嚆矢になる。日本でシュタイナー教育に関する本は数多あれども、この点においてこれほど説得力のある本は、これまでなかった。それは不思議ではない。創設二十五周年のシュタイナー学園の、これまでの実績を待たねばならなかったのだから。欧米の直輸入ではなく、日本の学校で、自らがデザインしたエポック授業について、それを実践したときの子どもの反応も含めて、それぞれの学年を担当する十一名の教師が、一人称で語りながらリレーしていくオムニバス。やっと日本のシュタイナー学校は、ここまで到達したのだという、これは貴重なマイル・ストーンである」(刊行に寄せて――小さな解題とお祝いの言葉(大阪府立大学の吉田敦彦教授)P278〜279より)
目次
- 第一章 8年までの劇
2008年度8年担任 中瀬 佐栄子
- 第二章 1年 国語 ひらがなを教える
2007年度1年担任 石原 義久
- 第三章 2年 国語 動物寓話と聖人伝
2011年度2年担任 後藤 春日
- 第四章 3年 算数 度量衡 ― はかる
2010年度3年担任 加藤 優子
- 第五章 4年 総合的な学習 家作り
2007年度4年担任 高𣘺幸枝
- 第六章 5年・6年 社会 世界と日本の古代史
2010年度6年担任 石橋 美佐
- 第七章 7年 国語 古典と出合う『平家物語』
国語専科 不二 陽子
- 第八章 8年 理科 人間学
2007年度8年担任 木村 義人
- 第九章 9年 社会 地理から地学へ
社会専科 山岸 寿子
- 第十章 12年までの算数・数学
数学専科 増渕 智
- 第十一章 ほめること、しかること
2009年度8年担任 早川 理恵子
294ページ
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シュタイナー学園のエポック授業 12年間の学びの成り立ち
2,750円(税込)