私たちの中の目に見えない人間
[本][健康・医学・治癒教育]
ルドルフ・シュタイナー(著者)
石川公子/小林國力(訳)
1923年2月11日スイス、ドルナッハで行われた講義
"Der unsichtbare Mensch in uns. Das der Therapie zugrunde liegende Pathologische"(私たちの中の目に見えない人間 治療の根底にある病理)
"Erdenwissen und Himmelserkenntnis"(地上の知識と天界の認識)という9回の講演録(GA221)の中の1つの講義
私たちの中には、目に見えない人間、隠れた人間が存在しています。その目に見えない人間の作用は、成長力や栄養を司る隠れた働き、また本来人間の意識的な活動が届かないすべての働きの中に存在しています・・・この作用はまさに誕生以前の存在の影響によるものなのです。
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個々の植物の中に何が生きているかを知らねばなりません。そうすればそれぞれの植物が、例えば食餌療法の処方において、どのように人間に作用するかが分かるでしょう。
科学的な医学に別の特性が付与されなければなりません。社会生活全般における外面的なしくみが、人間と周囲の自然との関係についての知識と結びつかなければならないのです。(本文抄訳)
小箱講義として親しまれている、珠玉のような「講義録」
シュタイナー病理学入門の書
【目次】
- まえがき
- 序文 日本語版出版によせて
- 私たちの中の目に見えない人間 ---治療の根底にある病理---
- 私たちの中の目に見えない人間とその作用
- 目に見えない人間の四つの機構
- 目に見える人間の中の二つの流れ
- 神経に伴う流れと血液に沿う流れ(破壊プロセスと構築プロセス)
- 呼吸プロセスと脈拍プロセス
- 目に見えない作用を通して理解できる人間
- 血液プロセスの遠心的作用と神経プロセスの求心的作用
- 異物の形成と腫瘍〈腫瘤)形成
- 治療の本質
- 腫瘍(腫瘤)様の形成の治療
- 結核傾向に対する治療
- 健康と病気の持つ相互作用
- 体の中の異物への反応ー被包化
- 体の中の異物への反応ー化膿
- 腫瘍(腫瘤)形成と炎症形成
- 発熱と冷え
- 毒とは何か
- 真の自然認識に基づく医術と社会的条件
- 植物の根(内服)と花(温浴)
- 注射の作用
- 物質の中に霊を見いだすアントロポゾフィー
- アントロポゾフィーを支えるもの
- 私たちの中の目に見えない人間とその作用
- 訳者による註と解説
- 付録「一般病理学および病理解剖学教科書」
- あとがき
64ページ
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