発生学と世界の発生
[本][健康・医学・治癒教育]
カール・ケーニヒ講演録
石井秀治(訳)
大きさ:横 約180mm×縦 約256mm×厚さ約8mm
121ページ
人間の発生事象を認識するためには、人間存在の萌芽もまたそこに兆した宇宙の成り立ち(進化プロセス)を辿らなければならないとする。人智学的(シュタイナー的)医学の観点からの講演録。
【目次】
週末ゼミナール 1965年10月15,16日
第1講演
第2講演
第3講演
ディスカッションから
週末ゼミナール 1966年3月12,13日
第1講演
ディスカッションから
第2講演
第3講演
訳注
カール・ケーニッヒ(1902−1966)〔医学博士〕
カール・ケーニヒはすでに子どものころから、医者あるいは自然科学者としての将来像を思い描いていました。そしてそのような将来を迎えるべくウィーンで医学を学んでいたとき、ルドルフ・シュタイナーの精神科学に出会ったのです。それは彼にとって運命的な出会いとなりました。学業を終えた彼は、ある療養施設で医者として働き始めました。そしてその間、医者としての活動をさらに拡げたいという想いを抱いていた彼は、ルドルフ・シュタイナーの精神科学に基づく医療を中心と置いた、生活共同体を組織しようと決心するに到りました。彼は、ウィーンに戻り、若い人々のグループのなかでルドルフ・シュタイナーの精神科学を再び学び始めました。しかし、そのさなかのことだったのです。ユダヤ人を両親に持つ彼が、ナチスの脅威に追い立てられ逃亡生活を余儀なくされることになったのは。しかし彼はそのような極限の困難にもかかわらず、1940年代当初のスコットランドに、治療教育を核とする運動、今では世界的な拡がりを見せているキャンプヒル運動の最初の芽を芽吹かせたのです。--”2つのゼミナールの6つの講演”は、彼が霊の世界に召される直前に行われました。
石井秀治
1946年生まれ。東京藝術大学美術学部彫刻科中退。ドイツ、ヴィッテンのヴァルドルフ教員養成コースにて学ぶ。訳書に、J.ボッケミュル『植物の形成運動』、W.ホルツアップフェル『体と意識をつなぐ四つの臓器』、A.ズスマン『魂の扉・12感覚』、E.マルティー『四つのエーテル』他。耕文舎主宰。
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