心の傷を担う子どもたち

次代への治療教育と藝術論

対談・著　中村雄二郎　川手鷹彦

障害を持つ子どもたちや非行に走る子どもたちは心に深い「傷」を負っている。
彼らは私たちが負うべき「傷」を担ったのである。
ゆえに私たちは、その「痛み」を問いかけ、彼らの声に耳を傾けることができなければならない。
教育の真の再生のために、豊かな藝術による、子どもの存在を尊ぶ文化創造の道を探る....。

目次

第１部（対談）

第１章　「演劇の知」と「臨床の知」ならびに「南国の知」へ
第２章　悪を見つめること　病を癒すこと
第３章　治療教育による文化の再生

第２部（教育）

第４章　哲学者の眼から
第５章　治療教育の観点から見た神戸の事件
第６章　文化の確信としての治療教育
第７章　日常生活における子どもと藝術

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