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医学は霊学から何を得ることができるか

[][健康・医学・治癒教育]
医学は霊学から何を得ることができるか 健康 医学 本
ルドルフ・シュタイナー(著)
中村正明(訳)
本書は、GA319(11回の講演)の7番目(1924.7.17.Arnheim)、8番目(1924.7.21.Arnheim)、9番目(1924.7.24.Arnheim)の講演録です。
「病気になったり身体が衰弱したりすることは、思考する存在になるためにはどうしても必要なことなのです。もし人が病気になることができなかったら、霊的存在にはなれないのです。病気になることができるおかげで、人は思考と感情と意思を持った存在になることができるのです。病気とは霊的発達の影の側面であり、影を正しく理解するためには、光にも目を向けなければなりません。すなわち、霊的プロセスの本質に目を向けなければなりません。光があるところには影がなくてはなりません。そして、霊的発達があるところには、影としての病気がなくてはならないのです。正しい仕方で光を見つめることができたときはじめて、影としての病気を統禦できるでしょう。
20世紀最大の神秘学者として、また〈シュタイナー教育〉の提唱者として知られる著者が1924年、迫りくる死の影の下に、霊学と医学の深いつながりについて語った最晩年の連続講演。今日のあまりにも唯物的な医学の彼方へ歩もうとする人々の必読書。」(裏表紙より)
「本書は医学に関する調演としてよくまとまっており、シュタイナー医学のエッセンスの、そのまたエッセンスと言っていい名著である。この講演は、来場者の中には人智学に不案内の人も多いという前提でなされており、人智学的医学はもとより、シュタイナーの思想に触れることすらはじめてという読者にも読んでいただけるものである。本書は書物の性質上、医師が手に取られることが多いと思うが、訳者としては、病を得た方にも読んでいただきたいと願っている。闘病に際し、何らかの示唆が得られると思うからである。本書のここかしこに見られる言葉に感動し、涙される方も少なくないと思う。シュタイナー自身、自らの死期が近いことを意識していた時期の講演だからであろうか、言葉に透明さが感じられ、それがかえって私たちの心を打つ。
さて、医学に関しては、シュタイナーはこれより前の一九二〇年に二十回にわたる講演(『霊学と医学』)を行っているが、本書はこの知識を前提にしている部分もある。したがって、順序から言えば、まず『霊学と医学』を読んでから本書に向かうのが筋であろう。しかし、『霊学と医学』は大部の著作である上に、文章に遊びがなく、きわめて多くの事柄が述べられているため、初心者がいきなり取り組むには無理がある。むしろ本書で概略をつかんでから『霊学と医学』に向かうのがいいのではないかと思う。
次に本書の内容について述べておく。
第一講は三回の講演のうちの序論という位置づけがされており、霊、魂、体や思考、感情、意志といった概念をはじめ、人間学の概略が述べられている。そして、人間の中の構築と崩壊の原理、病気と薬の原理についても述べられている。なお、ここで述べられている人智学の概説はきわめてすぐれたもので、医学のみならず教育など他の分野への入門としても便利である。
第二講では自我、アストラル体、エーテル体、肉体という概念や、シュタイナー医学独特の考え方である、神経感覚系、リズム系、代謝四肢系という概念が出てくる。腎臓の病気にスギナが薬として用いられる理由についても述べられている。
第三講では実践面についてさらに詳しく述べられている。第二講では植物が薬として用いられる可能性について述べられたが、ここでは鉛や銀といった鉱物が薬として用いられる可能性について述べられている。そのほかのテーマとしては、片頭痛、薬草の採取時期、腫瘍と炎症、癌とヤドリ木、病気の本質(病気における自我とアストラル体の働き)などがある。 」(「訳者あとがき」より)
目次
  • 第一講
  • 第二講
  • 第三講
  • 訳者あとがき
寸法:横 約13.5cm×縦 約19.5cm×厚み 約1.3cm
107ページ
   
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医学は霊学から何を得ることができるか 健康・医学・治癒教育 本
医学は霊学から何を得ることができるか
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