シュタイナーの感覚論にもとづく発達心理学の観点から 不安げな子・寂しげな子・落ち着きのない子のために
[本][健康・医学・治癒教育]
ヘニング・ケーラー(著)
石井秀治(訳)
.........(本書P3「はじめに」より抜粋).........
本書は1994年にドイツで出版されてい以来ベストセラーを続け、日本では2002年に耕文舎から、子どもの教育に携われる方々のため、勉強会用に翻訳・配布されたものです。
この度、各方面からの要望を受け、広く社会に向けて、イザラ書房より装いも新たに出版されることになりました。出版にあたり、アントロポゾフィー医の小林國力先生に医学的な記述の翻訳をはじめ、多くの助言をいただきましたこと、また原本最新版の序文翻訳にあたり、井手芳弘氏、村上 進氏、松浦 園氏に協力いただきましたことに感謝いたします。(後略)
2023年6月28日 耕文舎・吉澤明子
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【目次】
- はじめに 耕文舎 吉澤明子
- 第8版への序文
- 第5版への序文
- 初版への序文
- 1.教育実践に関する基本的な事柄
- 夜が助けてくれる
- 天使が応えてくれる?
- 橋の番人からの問いかけ
- 魂にとって身体が冷たすぎるときは
- 冷たい頭と温かい魂
- 道徳教育とは?
- 創造的な知覚プロセス
- 模倣しつつ善きものを求める
- 夜が助けてくれる
- 2.生命感覚を探る
- この章のはじめに
- 基本的な心地よさについて
- 生命感覚についてのその他の事柄
- 肯定的な静かな覚醒状態と善きものの体験
- 生活リズムと自分という存在への信頼感
- 落ち着きのない - 興奮しやすい子ども
- 呼吸を解き放つために生命感覚を育む
- 教育と自己教育 -- 寛容の姿勢について
- この章のはじめに
- 3.触覚を探る
- 感覚器官としての皮膚
- 触覚による知覚はどのような性質を持っているか
- 神的感情の浸透
- 触覚と関心 -- 相違の体験、身・魂の共振、存在の確認
- 人間学と教育実践
- 理解するということは?
- 世界との愛に満ちた触れ合い
- 近しさと痛み
- 空間的な境界を持つ身体的な自己
- 地上への誕生
- 教育と自己教育 -- 心配り
- 不安を抱えている子どもの潜在的トラウマ
- 身体的な感覚と社会的な感覚 -- 後天的な不安
- 不安げな - ためらいがちな子ども -- 幾つかの観察
- よい睡眠とよい目覚めに向けての準備
- 教育と自己教育 -- 肯定的な視線
- 不安げな - ためらいがちな子ども -- 幾つかのさらなる観察
- まとめ -- 落ち着きない子ども、不安げな子どもとは、どうかかわればよいか
- 感覚器官としての皮膚
- 4.運動感覚、平衡感覚を探る
- この章のはじめに
- 自分自身の自由な魂を感じること
- 自律の感情
- 隠れた芸術家
- 魂の繊細な調整について
- 動きの中で一つの「まとまり」をなしている魂
- 感情移入と思いやりの心
- 誤った診断 -- 厳しい発達条件について
- 寂しげな - 沈みがちな子ども -- 潜在的な運動感覚障害の特徴
- さまざまな要因 -- 幼児期における模倣活動に関して
- 天使が触れる -- 子どもが抱いている無意識の郷愁
- 寂しげな - 沈みがちな子どもとはどうかかわればよいか
- 率直な分かりやすい言葉、内容の詰まった身ぶり
- 教育と自己教育 -- 思いやりの心
- 平衡感覚
- 解放された腕と手の働き
- 平衡感覚と判断力
- 魂の平衡と公正感覚
- 恩寵としての歩行能力 -- 平衡感覚の役割
- 魂のバランスと、自分の価値を認める感情
- まとめ -- 寂しげな - 沈みがちな子どもたちの指導に向けて
- この章のはじめに
- おわりに -- 教育と倫理
- 訳者から 石井秀治
- 後註・参考文献
244ページ
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